2011年11月25日金曜日

クリスマススペシャル番組「こどもたちのためのストーリーランド」

クリスマスイブの夜

街が寝静まった頃、こどもたち(ゲスト)は2階からこっそりと家を抜け出す。

キラキラした不思議な世界のなかで、こどもたちは白ヒゲのおじいさん(司会者)と出会う。
「クリスマスのお話を聞かせてあげよう。」
おじいさんが大きな本を開いて読み始めると、こどもたちはお話の世界へと引き込まれていく。


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デザインコンセプト

こどもたちが抜け出したこと事態が
夢なのか現実なのか分からないという設定にしたかったので、
2階の高さに透明の床を設け、街の上に夢の空間があるようなデザインにした。
大きな本や、木のイス、キラキラと輝く装飾、大きなプレゼントのパネルなど、
夢のような世界の演出と、
背景の街や家の現実世界の夜を両方ともを作り出すことにこだわった。

正面

ゲスト(子供)は、正面の家の2階から出てくる。



本の前に立つのがこの番組を進行していく司会者(白ヒゲのおじいさん)である。
正面はあらゆる装飾が一気に目に入るようにし、
クリスマスの日の夢いっぱいな空間を演出した。
こどもは木のイスに座るが、このとき本の方向を向いてしまうと
カメラに背をむけてしまうことになるので、
手前のゲストを斜め横から撮ることができる方向にイスを向け、
視聴者が3つ目のイスに座って聞いている感覚を得られるようににした。


1階正面から撮影すると上のようになる。
床はコンクリートで、家の前には草やコルクでできた道があり、雪が積もっている。
下の現実世界と上の夢の世界を対比できるような映像が撮れる。


上手

上手には話を聞くこどもたちが映る。

こどもたちの表情が目立つように、上手側の背景が派手になりすぎないようにした。
正面とは少し違うテイストが楽しめるようにしてある。

どん引き

背景は夜空のパネルを使う。パネルは弧を描くようにし、見切れないように大きくとった。

下手側にはMerry Christmasの文字を入れ、夜空に浮かぶ文字が夢を演出している。
全体のバランスに注意し、インパクトがどちらかにかたよらないように注意した。

下手


下手は物語を始める司会者が映る。


司会者の背景大きな本が映るようになっている。
司会者と本一帯が目立つように、
その後ろには夜空の背景パネルとレンガの家だけが見えるようにした。